車を手放す

前回書いた、母の運転どうする問題

実家の車を手放すことにしました。

身近に車があるままだと母が運転してしまうので。。。

父が母の運転には乗らないという意思を貫き続け。頑張った!

車を手放して、母が安全に暮らせるようにするため、と家族で説得しました。

 

実家は駅から徒歩20分くらい、駅までいくバス停は徒歩1分

スーパーやドラッグストアも徒歩5分ないくらいにあります。

便利な街ではないけど、車がなくても暮らせます。

ですが今までも都内にいくとき以外は車でどこでも行っていたので…

心のハードルは高めです。

 

家から30秒くらいのところにシェアカーもできました!買い物やちょっとしたお出かけはそれを父が借りていくということになりました。

 

母ももう運転できないことがショックだったようですが、優しく諭し続けました…。

母の本当の納得ができる日はまだ来ないと思うけど、やっぱり他の人に危害を与えたら困りますからね。苦渋の選択です。

若年性ではなくても認知症気味の老人の方の運転なども、家族が説得しても難しいようですね。第三者の介入や、無理やりにでも運転させない、という気持ちが必要なのかな、と思いました。

本人が納得して免許返納が一番いいのですが…。難しいですね。

 

私は実家から30分くらいのところに住んでいますので、車で帰って家族を色々なところへ連れだしてあげたいな、と思います!

この1年

放置していました。。。

 

診断から1年たった母の前頭側頭型認知症の現状

おそらく少し悪化している。

この1年でパートを2社首になりました。。

母自身は、自分が「認知症」だとは認めていません。

脳が委縮していて、うまくいかないことがある、という認識。

パートの面接でもそのように自己申告しています。そしてすぐパートの面接に行きます。

アグレッシブで偉いわ…。

 

パートは単純作業だとまだできると思うのですが、いわゆるケアサービスなどのサービス業のようなものを受けますので、今までの実務経験で受かりますが、くびになってしまいます。

同僚の方から叱責されてクビになっているようです。

母が悪いんだと思います。・・・でもかわいそう。

家族としてはいたたまれません。

ですが本人は落ち込んでるようですが、案外けろっとしています。ハートつよ・・・この鈍感さも病気故でしょうか?

 

運転を続けています。

遠くにはいきませんが、近所を車で移動しますし、

家族を送迎することに生きがいを感じています。

病院の先生からは運転をやめるように再三言われています。

運転技術・認識力には現在問題がないように感じます。

私の運転のほうがよっぽど危なっかしいと父からは言われます。

ですが、何か起きてからでは遅いですよね。。

実家では車を手放すor 母の免許返納でもめています。

車がなくなっても生活はできますが、確実に不便になりますね。。

ですが自分が認知症であるという認識が低く、まだまだ運転できる!と思っています。。。

みんなそうかな。やめさせないといけないですよね。我が家の目下の課題は現在運転どうするか。です。

前頭側頭型認知症について役立ったページ

まず診断を受けた私たちは、「前頭側頭型認知症ってなに!?」となるわけです・・・

調べるとやばそうな病気です・・・絶望

 

ですが絶望を受けていても仕方ありません。

症状は人さまざまでしょうが、一度理論立てて理解がしたかった。

 

そこで、役だったページ

前頭側頭型認知症についてわかりやすく整理されていると感じたページです

 

 

nakamaaru.asahi.com

 

言語療法について参考にしたレポート

https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/32/3/32_417/_pdf

母の場合は意味性認知症に当てはまりますので、言語療法が効果があるかもしれない、と色々調べていく中で感じました

(言語療法の効果については諸説あるっぽい…これで根本的に治るわけではないと思うけど)

少しでも進行が遅れたり、進行が止まったらいいなという私の希望的観察です。

 

このレポートを要約すると

①カテゴリーごと(動物、野菜果物、乗り物、日常物品、色)のもののイラストカードを作成

②番号をふっておく

③カードを見せて、ノートなどにそのカードにあるイラストのものの名前を書く

もし答えがわからない場合、裏や別紙にある答えを見てもいいが、答えはノートに書き写す

④丸暗記しないようにランダム表示する

 

辞めると低下するようですが、やっている間は言語力はあがるみたい

努力する姿勢を見て家族が喜ぶ、できるようになる自分に対して自己肯定感が上がる・精神が安定する

等の効果がありそう。

やってみたい。

 

大学病院の先生もいっていましたが、「覚えようと努力したこと」は忘れにくいそうです。

日常使っているたとえば、「栓抜き」を忘れてしまって、自然に思い出すことはないですが、「これは栓抜きか、覚えよう。栓抜き栓抜き・・・」と覚える努力をすれば、栓抜きを今後も覚えていやすいようです。 栓抜きを覚える必要があるかは・・・なぞですが。

 

 

 

診断結果

大学病院での診断

 

2021年2月 大学病院へ 

大学病院の先生とお話をし、追加で脳状態を調べましょうということになりました。

脳の血流を図る検査だそうです。

最大4万円くらいかかる、と言われ母びびる。

(コロナかで、父の収入が激減。母も病気が原因で仕事を退職していた、1年前に母が詐欺にあい、実家の貯金は大幅に減っていました。経済状況は急激に悪化しています・・・泣)幸い私は子供のいない共働き夫婦で経済的に苦しくはない状態ですので、サポートするので受けようと説得しました。

→この経済的不安は、今後大きな不安点になっています。病気の家族を抱えるとほとんどみなさんの方が抱える不安だと思います。よほどのお金持ちじゃない限り、経済的不安がない方はいないはずです。。

 

MRIをとり、大学病院の先生の診察を再度受けました。

その結果として、「前頭側頭型変性症」という判断を受けました。

その中でも、「意味性」のタイプだそうです。

結果は母、父、私の3名で聞きました。

母には伝えるか、父ととっても迷いました。自分だったら…余命をきくよりつらいかもしれない。と思いました。ですが…残りの元気で入れる期間がもし限られているのであれば、自分がどのように生きていきたいか考えることができるのではないか、という結論にいたり、母にも一緒に診断結果を聞いてもらいました。

 

脳の状態はよくないものの、現状の母は先生が今までお会いした中でもかなり健康・まともな状態だそうです。

この状態で大学病院までたどり着く方がいない、というくらい軽度の症状だそうです。

家族や周りの方が母のことをよく見ていて、気にかけてくださった結果なのかな、と思いました。

 

今後どうしていくかはおいおい決めましょう、ということでその場また1か月後に検診をしましょう、ということになりました。

 また、今後は地元のクリニックに行ってもいいし、このまま大学病院でみてもらってもいい、とのことでした。

私は地元クリニックの先生より大学病院の先生のほうがとても親切だったので、こちらの先生に診てもらいたいと思い、ひとまず今は大学病院に通うこととなりました。

 

診断まで・・・

間が空きました。

 

母の話の続き…

 

受診まで時間がかかりましたが、地元の物忘れ外来のある精神病院を受診することになりました。

 

私は末っ子で母とは同居していませんが、職場が休みやすい・早退などもしやすいこと、母は私の話を一番聞き入れてくれる傾向にあったので私がついていくことになりました。

同居している父や姉とは、一緒に住んでいるからこそのお互いの不満や苦労もありますよね。

 

クリニックでは、先生に今までおきたことを話しました。

精神的な面もチェックが入りますので、チェックシートを書きました。

質問内容は「死にたいと思ったことがある」などの項目もありました。

そこで初めて母の気持ちはこういう状態なんだな、ということを感じました。

 

先生と話した結果、母には労働意欲があり、すぐにでも新しい仕事がしたい!と前のめりな気持ちがあります。うつ病のひとはこういう状態にはならないそうです。

そのため、脳の検査をしましょうと提案されます。

 

半年ほど前に、一度MRIをとっていて、その際はあまり問題はないといわれたけれど、もう一度とることになりました。

 

母は私が早退などをして病院につきそっていることをとても心配していましたが、私は付き添ってきちんと結果が見たいと思っていましたので、職場には事情を話し、調整させてもらうようにしました。

コロナのタイミングで在宅勤務も増えていたので中抜けや早退した分はほかの時間に残業することで対処してもらえています。理解のある職場で感謝です。。

 

大学病院で再度MRIをとったあと、地元クリニックでの受診です。

母のいない場で、先生から「前頭側頭葉変性症」というタイプの認知症が疑われるといわれました。

このタイプの認知症は人格や行動が変わるタイプの認知症だそうです。

いわゆるおじいちゃんやおばあちゃんがなるアルツハイマー、とは別物のようです。

 

私はまさかそんな話が出るとは思ってもいなくて衝撃的すぎました‥

母には先生からの話は適当にごまかし、母に話しませんでした。

このあと、大学病院にいくことになりました。

大学病院は予約がなかなかとれずかなり先の受診になりました。

 

母のこと

 

同じように悩んでいる人の参考になればと思い、母のことを書き記していこうと思います。

母の性格が自分のことだけしか考えらえず、他人から何を言われようと自分の思ったことしか行動ができなくなってしまいました。

 

色々と思い悩んで現状に至るまでの備忘録です。

 

元々の母の性格など

母は60代前半

私が小学生のころから介護系の職種で正社員になり、フルタイムで働いてた

おせっかいやきで面倒見がいい

明るくて優しい

おおざっぱなところもあるが、がんこ

 

そんな母ですが、思いたどれば約5年くらいまえから少し性格が変わってきたな・・と思うことがありました

私は家をでて、同居しなくなってしばらく経ってから母の調子が悪くなりました(約3年くらい前)

外出時に気分が悪くなり帰りたくなる、無気力になる、胃腸の調子が悪い・・

など

最初は更年期障害かな?と思っていましたがそこからまあ、なんとか持ち直し・・・

 

2019年12月長く働いていた職場から異動になります

異動先で上司や同僚とおりがあわず、やむなく退社へ

しばらく自宅待機のち、知人の紹介で同じ職場でパートを開始

そこでもおりがあわず3か月の試用期間で退職を迫られます

 

長年働いてきた人がこんなに短期間でなんども仕事を退職を迫られるってやっぱり普通じゃないですよね。。。

 

仕事面だけでなく、2020年ではネットの詐欺にあったりもありました・・

通常の判断ができなくなっている、家族の話を信用せず自分のことしか考えられなくなっているな・・・と感じました

 

ネットの詐欺にあったとき、私はうつ病などの精神的原因で判断力が鈍っているのだと思いました。

ですが何度私から説得しても精神科の受診は拒否でした。

福祉センターなどに電話をして相談しても「家族の相談は意味がなく、本人が動かないとできることはない」との方向性でした。

どこに相談しても八方ふさがり、このままいつか気持ちが変化し性格も元に戻るのを待つしかないのかな。。。と思っていました。

 

そんなタイミングで3か月でくびになってしまった職場の方(もともと母のともだち)から、母の職場での行動など、やはり以前とは全く違う、人が変わったようだ、何か問題があると思うから受診したほうがいいと母に伝えてくれました。

初めて家族以外の第三者(しかも信頼している友人)から言われたことにより、受診につながりました。

 

ここまでが受診を受けるまでの話・・

長くなりました。

今年1年間、ふりかえればここ数年のお話です。

 

・・・つづく。